和泉市 「聖神社(ひじりじんじゃ)」 葛の葉伝説ゆかりの地

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ぶらり大阪
2017年 聖神社

信太の森 葛葉伝説ゆかりの地 といえば

葛葉稲荷神社(信太の森神社)
■見どころ「千枝の楠」
旧府神社(ふるふじんじゃ)
■見どころ:白狐化石

そして、ここ

「聖神社」名前の由来は、「日知り(ひじり)」の神
天体の動きから、歴を割り出す陰陽師の崇拝していた神である!

 

2017年 聖神社

住所:〒594-0004 大阪府和泉市王子町919 駐車場:あり

 

 

葛葉伝説といえば、「安倍保名(あべのやすな)」がお家再興の祈願に毎日欠かさず訪れる(妻の病気平癒という話もあります)という場面から始まるのですが、
今では葛葉稲荷神社に祈願に来ていたとされる話もありますが、「保名」陰陽師であったことを考慮すると、「聖神社(信太明神)」に祈願に来ていたというほうが自然でしょうね!また、子別れの舞台の「鏡池」や白狐が狩人から逃げるためにネズミに変化し「保名」に助けられたとする「ねづみ坂」(現在通行はできません)も、
ここ聖神社に現存しおり、社殿を見ればその歴史の重みが伝わってきます。写真は近年建て替えられた拝殿、その後ろに本殿があり重要文化財にも指定されています。
社殿近くの小道には沢山の神様が祀られていて、その中に「保名」の文字が刻まれた慰霊塔のようなものもあり、陰陽師たちの信仰が厚かったことがうかがえます!

 

この神社へのアクセスは、車でなら 南東側の大鳥居をくぐり駐車スペースへ、北西側の参道には何とも言えない「狛犬様」が出迎えてくれます!この狛犬様、雨風に浸食され元の姿がどういうものであったか・・・もとから、この姿だったのか!?

なんとも愛らしい姿に、ほっこりします!今までいろんな神社を参拝しましたが
こんなかわいい狛犬様は、ここだけです!

和泉市 聖神社のかわいい狛犬様


そして、ここにはもう一つの伝説があります。

「やすなぎく」

別れることになった「保名」や子供のことを想い、「葛の葉」が流した涙のあとから
黄色のちいさな可憐な花が咲いたとか・・・昔は、この参道付近も晩夏から晩秋にかけて、この可憐な花が咲き誇っていました。あまりに綺麗な花なので参拝に来た人たちが持ち帰り育てようとしてもほかの地域では根付くことがかなわなかったとか・・・その可憐な花も、近隣の開発が進みいまではぜつめつしてしまったようです!ただ、一度だけこの神社の公園であまり見かけない黄色の小さな菊の花が咲いていましたが、次に来たときは雑草として処理されていたようです!

花が絶滅したのではなく、人の心に花がなくなってしまったのかもしれませんね。

その花は、挿し木で 我が家の庭で毎年 小さくて可憐な黄色い花を咲かせてくれます。月夜に照らされたその美しい姿は、「葛の葉」の変化を解いてしまうには十分だったかもしれません。

やすな菊

余談ですが、ネズミ坂をちょうど下ったところ、鏡池の隣に

「 信太の森ふるさと館」というところがあります。

この周辺の歴史や伝説にも触れることが出来ます!此方に行かれたら、ぜひ立ち寄ってみては如何でしょうか?休館日等はよく調べてから言ってくださいね(^^♪

「聖神社」春は桜も咲き!のんびりとした時間を過ごせます!境内には公園のような広いスペースがあり、そこで草花や木々を眺めながら!近くのコロッケやさんのコロッケをかじり、ぼんやり・・・最高の贅沢ですよ!

保名の願った御家再考も「安倍清明」の時代に叶ったのですから、ご利益はお墨付きかもしれませんね!そして、わかればなれになってしまった二人ですが、能勢町の信田の森伝説では余生を共に暮らしたことになっています!

伝説の場所を追い求めるのも、「ひとり旅」の醍醐味ですね(^^♪

 

 

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